大阪府が「H2Osakaビジョン」の一環として、かねてより進められていた燃料電池バスの導入。
10月7日、導入に伴う必要経費の一部を負担する「燃料電池バス促進事業費補助金」の結果が開示され、大阪シティバスと南海バスの2社に1台ずつ導入配属されることが決定いたしました。

令和3年度燃料電池バス導入促進事業費補助金の交付を決定
https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=42508



南海バスは泉佐野市とあること、また関西空港内に水素ステーションが既にあることから空港営業所に配属されることが容易に予想できます。空港島内の路線バスもしくは空港連絡シャトルバスに用いられるのでしょうか?
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奥山CEOがデザインした新デザインバス、俗称「ファミマ」塗装であった場合のイメージ。


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こちらはリムジンバスや汎用車、教習車に施されているシティバス標準塗装イメージ。

現段階では用途不明な大阪シティバス導入予定の水素バス。
一般路線以外にもIKEA Expressや汎用波動向けの元都営バスHR置き換えの可能性も考えられます。どのような用途に用いられるか楽しみですね。

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そして気になるのが大阪シティバスの配置営業所。このような特殊車両は収容力の大きい酉島営業所に配属される例が多いのですが、酉島近辺には水素ステーションはありません。
大阪市内には森ノ宮、住之江の2か所ステーションにあり、充填が容易な近辺の営業所に配属されることも考えられます。

今後2025年の万博開催に向けてこの燃料電池バスだけでなく、水素ステーションの新規整備や推進の取り組みなどますます水素社会の実現に向けて進みそうですね。