堺筋線扇町駅すぐの「キッズプラザ大阪」。大阪市内在住だった方なら学校行事で訪れたことがあるという人も多いと思われます。
キッズプラザ内「バリアタウン」というエリアに鎮座している京阪電車2600系2611号車。懐かしのツートン旧塗装を纏っています。色は変わるも現役の2600系車両。現在も普通から快速急行まで幅広く使用されています。
車椅子体験設置にあたり車体短縮加工が京阪電車寝屋川車庫で行われました。
広告は当時のまま残されておりオリジナルKカードなど時代を感じます。
車内路線図は中之島線開通後2011年頃のもの
大阪市交通局からは旧型となった自動改札機、券売機が寄贈されました。
検知バー付きの旧式自動改札機。これは東芝製の個体で大阪市営地下鉄では他にオムロン製、日本信号製のものも混在しています。
地下鉄・ニュートラム全線で使用され、ICカード導入過渡期は新型のバーレス赤改札機とICカード非対応の青改札機が混ざりあい非常にカラフルでした。
自動改札機試験導入から一貫として採用されたブルーカラー。ICカード対応機導入以降、一般改札はすべて赤色で統一されたためこれが最後の青色改札機となりました。
昔の自動改札機の特徴であった検知バー。今やこの検知バータイプも全国各地でバーレス新型改札に置き換えが進み、絶滅寸前です。
スッキリとしたボディが印象的な末期のバー付き改札機。銀面積多めは今の個体にも通ずるポイントです。
番外編:オムロン製はゴツかった
こちらはオムロン製の青色改札機、2本で一組になった細めの検知バーが特徴です。偶然、携帯電話のメモリースティック(懐かしい響き)から発掘されました。
東芝製や日本信号製(GX-5)と比べると青色面積が多く見た目もゴツゴツしていますね。
こちらも大阪市交通局から寄贈された水色自動券売機。タッチディスプレイが採用された赤色自動券売機の一つ前の個体で、2010年頃まで残存していたようです。近年のモデルのため車椅子からも押しやすいバリアフリー対応構造です。
券売機上の看板。
黒ボタンはLED点灯により購入可能料金が表示されます。乗車指定路線からOTS案内が無くなっており、統合後も現役であったことが伺えます。「エンジョイエコカード」として発売される前は単なる一日乗車券として発売されていましたね。
懐かしの箱型券売機
さらに古いタイプの箱型自動券売機。ご覧の通りバリアフリーは考慮されていない設計です。
子ども用ボタンはカバーが付いていて開けて押します。全国各地で見られた昔ながらの自動券売機です。
券売機上の点灯看板には当時のOTS(大阪港トランスポートシステム)・近鉄東大阪線表記が残っています。
乗車経路指定のボタン類。バス乗り継ぎや相互直通路線へのきっぷが選択できます。この券売機で南海関西空港駅への連絡きっぷも発売していたようです。
懐かしのプリペイド磁気カード「タウンカード」。大阪市交通局が1988年4月1日から発売開始された交通局内オンリーのプリペイドカードで、1996年3月20日のスルッとKANSAI共通カード「レインボーカード」移行まで発売されました。
余談にはなりますが「レインボーカード」裏面には残金印字されるのに対し、「タウンカード」はパンチのみで印字機能はありませんでした。代わりに裏面に記名スペースがありました。
実に十数年ぶりに訪れましたが昔とほとんど変わっていませんね。これからも多くの子どもたちに役立ってもらいたいものです。
※これら体験スペースの一部であるため機器撮影する旨を伝え、安全に配慮し撮影いたしました。
※この記事は2019年頃に取材、製作した未公開記事を再編集したものです。施設についての最新情報は適宜公式サイトにてご確認下さい。
懐かしカラーの京阪電車
キッズプラザ内「バリアタウン」というエリアに鎮座している京阪電車2600系2611号車。懐かしのツートン旧塗装を纏っています。色は変わるも現役の2600系車両。現在も普通から快速急行まで幅広く使用されています。
車椅子体験設置にあたり車体短縮加工が京阪電車寝屋川車庫で行われました。
広告は当時のまま残されておりオリジナルKカードなど時代を感じます。
車内路線図は中之島線開通後2011年頃のもの
大阪市交通局からの寄贈品たち
大阪市交通局からは旧型となった自動改札機、券売機が寄贈されました。
検知バー付き自動改札機
検知バー付きの旧式自動改札機。これは東芝製の個体で大阪市営地下鉄では他にオムロン製、日本信号製のものも混在しています。
地下鉄・ニュートラム全線で使用され、ICカード導入過渡期は新型のバーレス赤改札機とICカード非対応の青改札機が混ざりあい非常にカラフルでした。
自動改札機試験導入から一貫として採用されたブルーカラー。ICカード対応機導入以降、一般改札はすべて赤色で統一されたためこれが最後の青色改札機となりました。
昔の自動改札機の特徴であった検知バー。今やこの検知バータイプも全国各地でバーレス新型改札に置き換えが進み、絶滅寸前です。
スッキリとしたボディが印象的な末期のバー付き改札機。銀面積多めは今の個体にも通ずるポイントです。
番外編:オムロン製はゴツかった
こちらはオムロン製の青色改札機、2本で一組になった細めの検知バーが特徴です。偶然、携帯電話のメモリースティック(懐かしい響き)から発掘されました。
東芝製や日本信号製(GX-5)と比べると青色面積が多く見た目もゴツゴツしていますね。
水色の自動券売機
こちらも大阪市交通局から寄贈された水色自動券売機。タッチディスプレイが採用された赤色自動券売機の一つ前の個体で、2010年頃まで残存していたようです。近年のモデルのため車椅子からも押しやすいバリアフリー対応構造です。
券売機上の看板。
黒ボタンはLED点灯により購入可能料金が表示されます。乗車指定路線からOTS案内が無くなっており、統合後も現役であったことが伺えます。「エンジョイエコカード」として発売される前は単なる一日乗車券として発売されていましたね。
懐かしの箱型券売機
さらに古いタイプの箱型自動券売機。ご覧の通りバリアフリーは考慮されていない設計です。
子ども用ボタンはカバーが付いていて開けて押します。全国各地で見られた昔ながらの自動券売機です。
券売機上の点灯看板には当時のOTS(大阪港トランスポートシステム)・近鉄東大阪線表記が残っています。
乗車経路指定のボタン類。バス乗り継ぎや相互直通路線へのきっぷが選択できます。この券売機で南海関西空港駅への連絡きっぷも発売していたようです。
懐かしのプリペイド磁気カード「タウンカード」。大阪市交通局が1988年4月1日から発売開始された交通局内オンリーのプリペイドカードで、1996年3月20日のスルッとKANSAI共通カード「レインボーカード」移行まで発売されました。
余談にはなりますが「レインボーカード」裏面には残金印字されるのに対し、「タウンカード」はパンチのみで印字機能はありませんでした。代わりに裏面に記名スペースがありました。
実に十数年ぶりに訪れましたが昔とほとんど変わっていませんね。これからも多くの子どもたちに役立ってもらいたいものです。
※これら体験スペースの一部であるため機器撮影する旨を伝え、安全に配慮し撮影いたしました。
※この記事は2019年頃に取材、製作した未公開記事を再編集したものです。施設についての最新情報は適宜公式サイトにてご確認下さい。